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ヨコハマメリー


yokohamamerry.jpg2005

監督
中村高寛

プロデューサー
白尾一博
片岡希

構成
中村高寛

撮影
中澤健介
山本直史

音楽
コモエスタ八重樫 (Since)
福原まり (Since)
テーマ曲: 渚ようこ 『伊勢佐木町ブルース』


出演
永登元次郎
五大路子
杉山義法
清水節子

顔を白く塗り、横浜の街角に立ち続ける老婆。戦後50年間、娼婦としての生き方を貫き、“ハマのメリーさん”と呼ばれた彼女は、95年冬、忽然と姿を消した。弱冠30歳の中村高寛監督が、そんな伝説の女性の半生を追った感動ドキュメンタリー。



もうね、元次郎さん。観てる間に私の中ではこの元次郎さんの方がメインになってきて、この人の生き方、人間性、最後にそれはもう涙涙。でした。
この元次郎さんが、メリーさんをとてもよく世話していたのも、元次郎さんがメリーさんになにか通ずること、感じることを受けたからで、それだけの魅力と人間性がメリーさんにもあったのだ。

正直、これを借りたのは、単に好奇心。横浜で顔も真っ白、全身ひらひらふりふりお姫さまのように真っ白い洋服で、街を闊歩するご老人。そりゃあ、好奇の目で見てしまうよ。たぶん話すことはないんだもの。観て判断するしかないから、やっぱり、少し奇抜な変わった人。みたいな。ね。そうなる。

でもね。ぜんぜん違った。もう、ぜーーーーんぜん違った。
メリーさんはプライド高く、人に頼らず、いつも胸を張っていた。言葉使いは異常なほどに上品で、ものすごく達筆。メリーさんの本当の出生や家系についての真相はわからなかったけど、ある程度は想像がついた。

娼婦をするということは、それをするにあたっての意気込み、覚悟が今とは違うと思う。戦後なにも無い時代。仕事もない。現代の無いとはレベルが違う。現代は選んでるから無い。選ばなければある。けど当時は、本当に無い。女が稼ぐ方法として、娼婦を選んだ人は多かったんじゃないか?今でいう売春や風俗とは、時代と生活背景が違いすぎる。

そんな中でも、娼婦をやっていたということを背負っているメリーさんは、ひとりで生きていくことを決めていて、誰にも頼らず、あの真っ白い化粧という仮面をつけて、真っ白のドレスで仮装して、真っ赤に紅をひいて、強く凛として日々を生きたんだと思う。
ものすごく強く、そして頭の良い人なんじゃないかと思う。

基本、この作品は、過去にメリーさんと関わったことのある方々へのインタビュー方式で進みます。
なかでも深く関わっていた元次郎さんがメインで。
他にもいろいろ出てきます。有名な人やそうでない人が。


yokohamamerry2.jpg
劇作家だかなんだったかのなんちゃらってお方。
ワインがなみなみと入ったグラスを片手にマイペースでお話なさる。ちょっと笑ける。


yokohamamerry3.jpg
元次郎さん。シャンソン歌手。ゲイ。猫を飼っている。癌末期。メリーさんと一番親交があった。


yokohamamerry4.jpg
団鬼六先生!


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元次郎さんと週一でバーガーキングで会ってた当時のメリーさん。ちっちゃい。音声もあったんだけどね、声もね、アニメキャラみたいなかわいいい声だった。


yokohamamerry6.jpg
メリーさん直筆の手紙。

結局、メリーさんは95年にお郷へ帰るのです。で、癌末期で入院中の元次郎さんは、クスリを飲んで症状をなんとか抑えて、メリーさんの居る老人ホームへ。


yokohamamerry7.jpg
ここでね。客席にほんと普通のおばあさんが。うんうんうんうん頷きながら元次郎さんの歌を聞いてるわけです。上品そうでとても柔らかい表情のおばあさん。それがメリーさんなわけです。驚いた。なんであんなに穏やかな表情になれるんだろう。あれだけ壮絶な人生を送ってきて、それでも最後にはこんな顔になれるんだ・・・。ということは、メリーさんにとって、過去の辛かったことも全部ひっくるめて、幸せだったと思っていいんだろうか。そうじゃないと、あんな顔にはなれないんじゃないか。

最後、特典映像として、元次郎さんの最後のシャンソンショーが収録されてます。痛み止めを利用しての舞台。泣いた。

何が幸せかなんて、本当に周りが決めるものじゃないな。当人が幸せと感じてれば、今、幸せだったと感じれてば幸せなのだ。
いろいろ考えさせられた作品でした。


元次郎さんが飼ってた猫、誰かが譲り受けたのかなぁ・・・


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エントリーボトムデコレーション画像

やわらかい生活


2005

監督
廣木隆一

原作
絲山秋子

出演
寺島しのぶ
豊川悦司
松岡俊介
田口トモロヲ




タイトルがいいじゃないですか。やわらかい。やわらかい生活。漠然としているけど、でも、すごくいいなぁと思う。少なくともカッチカチの生活よりは絶対にいいと思う。カッチカチの生活ってのがどんな生活なのかわからんけど、でもたぶんやわらかい方がいいと思う。


この女性はこのような状況になった以上、こうやって過ごせばいいんだと思う。お金はあるんだもの。
動ける時は好きなことをして、動けない時は何日でも引きこもればいいんだと思う。
それを繰り返しながら、病気と共に生きていくくらいの気持ちでいればいいと思う。
こんな自分を全てひっくるめて受け入れてくれる人と出会ったら、一緒に住んで、それとなーく幸せに暮らすのがいい。私もそんなんがいい。それとなーく、幸せ。

けどこの主人公は、親の遺産があって働かなくても生きていけるからいいけど、お金がなければ話は別よね。
働かないといけなくなる。それはできない。じゃぁ、どうするか・・・?
方法はいろいろあるけれど、金持ちと結婚して専業主婦しない限り、タイトルの「やわらかい生活」はできないよね。
鬱症状の時に独りだったら、最悪、死ぬよね。


なんだかんだでこの人の周りにはいつも人が居て、けどその人は恋人ではなくて、けど好意は持ってくれてるようなそうでないような、そんな感じで、結局最後には皆居なくなる。
恋人というハッキリした立場じゃないから、例えば相手が他の女性と仲睦まじい様子で一緒に居ても「誰なの!どうゆう関係!」みたいなことは言えない。言う権利が無いから。例えば相手が危ない仕事をしてその後海外に行くと言っても「辞めて欲しい」とは言えない。友達という程の仲でもないし、むしろ恋人でもないから。

やわらかいというのはとてもゆるりとしていて、曖昧な感じもあって、それが心地良い時もあれば、その曖昧なせいで言いたいことも言えない時もある。言ってしまえば今の心地良い関係が崩れてしまうかもしれないから。
だからこの作品のようなゆるい感じはいつまでもってわけにはいかないのかもしれない。
けど、この調子でそのうちお互いに「この人だ」と思えるような人に出会うかもしれない。

ということで、何が言いたいのかわからなくなってきたし上手くまとめられそうにないのですが、ようするに!
やわかいとカッチカチの中間くらいがいいんじゃないかなー。
そうやねー。餅くらい?豆腐?豆腐はすぐに崩れそうなので、餅で。
お餅くらいの弾力の生活がいいと思う。

ちなみに
寺島しのぶってのはやっぱりどうしても綺麗じゃないんだな〜〜〜〜
なんか、惜しいんだな〜〜〜〜〜〜顔が。
で、松岡俊介ってものすごい老けたね。。。
でもって田口トモロヲはいかにも!って感じの役で出てます。
あと、妻ブッキーがヤクザ役で出てます。


エントリーボトムデコレーション画像

ユメ十夜


yumejuuya.jpg
2007

詳しくはコチラ→ユメ十夜オフィシャルサイト

断トツで第五夜が好きです。めっちゃキモい。
あの「もう一人の自分」の言いようのないキモさ。あの動きと鳴き声とビジュアル。すばらしい。
ほとんどの人に居ると思う。私にも居る。
過去の自分、思い出したくない、人に言えない過去。それもひっくるめて自分なわけで。言いたくない過去も、消したい過去も。その過去があっての今の自分なわけで。
だからあのもう一人の自分はキモくて愛しいわけです。でもめっさキモい。

yumejuuya2.jpg
超高速で追いかけてくるもう一人の自分


そして次はまたまた見た目のおもしろさで選んでしまいますが、第十夜です。
え、ええのんか?これで〆てええのんか?(鶴光)
と、いささか心配にもなったけど、単純におもしろかった。
こうゆう真面目にふざけてる感じが大好きです。
この監督が最近観た「MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-」と同じだと今気づいた。やっぱり好きかも。
これはあれだね。他のも観ないといけないね。まずはやっぱり「楳図かずお恐怖劇場 プレゼント」にしようと思う。そして「ババアゾーン」へと。

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こうゆうの好き


一夜と二夜は「?」と「ぽかーん(顔が)」としてる間に終わってました。
なんつっても100分間に10話あるわけだから、単純に計算しても一話が10分。ゆっくり考えてる暇はありません。

三夜、結構好きです。どうしてもこの手のものが好きな傾向があります。

四夜、意外と好きです。

yumejuuya4.jpg
この画がとても印象的

六夜、おもしろかった。電車男かと思った。
ダンスに魅入りました。すごいね、このTOZAWAって人。別にダンスに興味の無い私みたいなもんでも、無条件で魅入ってしまう動き。
2ちゃ語を英語字幕で訳してるのが笑けました。あぼーん(Ecstasy)とか。
最後の、阿部サダヲが運慶の真似をしてるのも笑った。コマネチ!

七夜、好きか嫌いかと聞かれれば、ほんと、どっちでもない。いや、どっちかというと嫌いかもしれない。絵がちょっと。ファイナルなんちゃらとかのゲームみたいな。けど赤い魚の画はめちゃめちゃ美しいと思った。目が覚める感じ。

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火の魚(?)

八夜、待ってましたの山下監督!が、正直よくわかりませんでした。いや、なんとなくね、「ああー」ってとこはあったけどね。藤岡弘、なところとか、リキとか、チクワすげーとか、ぼわ〜っと現れる山本浩司とか、鴎外せんせぇ〜!とか。

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チャウチャウ?チャウチャウちゃうんちゃう?チャウチャウちゃう〜ん?
けど、いつものようなキレというか、そのようなものがいまいち感じられなかった。

九夜、緒川たまき、綺麗やわー。好き。この顔が好き。こんな顔になりたい。ピエール瀧のメタボっ腹が気になりました。


全体的に、意味がよくわからない感がある作品ですが、それでいいんだと思う。
だって夢なんだもの。夢十夜なんだもの。
夢なんて、起きた時には見たことさえ忘れてしまうくらい曖昧であやふやなものなんだから。

 
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